2級では、3級になかった工業簿記も試験範囲に入ってきます。

3級で学習した商業簿記は、完成している商品を問屋さんとか、いわゆる仕入先から買ってきて、そのままの形で、価格だけくっつけて自分のお店で売る、という企業(商企業)で行う簿記です。

これに対して、工業簿記というのは、たとえば木材を買ってきて、その木材を切ったり、組み立てたり、色を塗ったりして、完成品(椅子とか、ちゃぶ台とか…)を作って、その完成品に価格をくっつけて売る、という企業で行う簿記です。いわゆるメーカー(製造業)で行う簿記のことです。

工業簿記で重要なのは、「原価」を計算するということ。
原価というのは完成品を作るのにかかった金額のことです。

商業簿記でも「原価」というのはあるのですが、商企業の場合、買ってきたものをそのままの形で売っているわけですから、原価=買ってきたときの値段、なんですね。
100円で買ってきたものを150円で売った、という場合なら、原価は100円、売価は150円、儲けは50円となります。

一方、材料を買ってきて、これを完成品の形に加工してから売るという場合には、完成品にかかった費用を計算する必要があります。
材料を100円で買ってきたとしても、切ったり組み立てたりするには、工員さん(工場で働く従業員のこと)が必要だから、この人たちに払う賃金やその他もろもろ、完成品にかかった費用を原価として集計する必要があるのです。

じゃあ、どうやって原価を計算するのか、っていうのが工業簿記のテーマです。

まずは、商業簿記と工業簿記の違いをアタマに入れて、テキストを読んでみてください。


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