簿記のテキストや問題集は毎年3月末ごろ改訂版が出ます。
今年も「スッキリわかる日商簿記」、「簿記の教科書」ともに改訂しました!
特筆すべきは「簿記の教科書」。
今回の改訂でなんと、フルカラーになりました。
こんな感じ↓だったのが…
こんな感じ↓に!
あら、見やすいそもそも「簿記の教科書」は、スタンダードな「教科書」を作りたくて企画したものでした。
だからキャラクターを用いず、文字も普通の明朝やゴシックを中心にして、あまりゴテゴテさせない仕様にしたのです。
旧版(2色のもの)が完成したとき(おととしの話ですが)、あまりにもイメージどおりのものができたので感激しました。
うん、このあっさり感がいいね、と。
じゃあ、なんでそれを2色からフルカラーにしたのか。
「FPの教科書」を見ていたら、フルカラーって見やすくない?と関係者一同(とくに編集者が)、思ったから。
「FPの教科書」は「簿記の教科書」の次の年(去年)に作ったのですが、これがまたTACさんが無茶言ってきて…「フルカラーで作りたい」と。フルカラーって料理本とか写真が多い本にはいいのかもしれないのですが、あんまり見やすいイメージがなかったんですね。
だけど「やりたい」と。
2色の本に比べて、かなり制作費用がかかると思うけど、お金出す側が「やりたい」のなら、「じゃあ、やってみましょうか」ということになり、やってみたんです。
一番気にしたのは色味。1ページに色がたくさんあると、見づらくなる。また、たとえば「緑」でも蛍光色に近いのもあれば、よもぎ色のような落ち着いた緑もある…。
ということで、色々研究し、「章ごとにベースカラーを換える。ベースカラー以外は色を少なくする」、「和的な色を使う」ことを重視して原稿を作ったのです。もちろん「内容がわかりやすい」が大前提ですが。
完成品が出てくるまでは、ドキドキだったけど、完成品が出てきたらいい感じで。この、色の効果というか、パワーってすごいですね。オレンジ色をみると明るい気分になれるし、紫をみると落ち着いた気分になれる…。
章ごとにベースカラーが異なるから飽きない。フルカラーだと、赤・黒以外に、緑・紫・オレンジ・青などなど使えるから、板書(図解)がものすごくわかりやすい形で書ける…。
だから、たぶん2色よりもわかりやすい形のものができたのではないかな、と思います。
それを簿記の編集さんが傍目で見ていて、日商簿記でもやりたくなったんでしょうか。
「フルカラーで『簿記の教科書』をさらに見やすくしよう!」と。ただ、FP試験と日商簿記ではちょっと仕様が違うので、ここでもまた色味を考え…。たぶんこれが最善、と思ってやって完成したのが今回のものです。
完成した本は、しっかり、ちゃんと、かなり見やすいものになっています。そろそろ本屋さんに並ぶと思うので、現物をみていただければ、と思います。
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