日商簿記の学習形態として、主に通学(専門学校に通って勉強する形式)、通信(専門学校から教材が届いて、DVDやWEB等で講義をきく形式)、独学(市販の書籍を読み進めて、自分で学習していく形式)がありますが、ここでは独学を前提に話を進めます。

3級合格に必要な期間は標準1カ月。人によっては10日でもOK。気合入れれば7日でも可能だと思うけど、短すぎると危険なので、長めに見積もってください。
2級だったら標準3~5カ月くらいです。こちらも、1日の学習時間があまりとれない人などは長めに見積もってください。

次に書籍選びです。基本ラインは「基本テキスト」「基本問題集」「過去問題集」の3点。

これを基本として、人によっては「予想問題集」をプラスしたり、「過去問題集」の代わりに「予想問題集」をやったりします。

次に、どの書籍を選んだらいいかですが、これについては本屋さんで現物をパラパラ見ていただくのがいいと思うんですよね。好みが分かれるので。
だいたい日商簿記の本って、全部、初心者を対象にしているんです。でも、開いてみるとカタい感じのもあれば、やわらかい感じのものもある。文章が多いのもあれば、少ないのもある。それ以外にも、文字が大きく、太いのもあれば、文字が小さく、細いのもある等、「見た目」だけでも全然違う。
 
だから、本を開いてみて「あ、これがいい」というのが一番いいと思います。(私が書いている本の特徴や使い方は、あとで説明しますね)

まあ、ベースとなるのは「基本テキスト」なので、「基本テキスト」の感じをみて決めるのがよいかと…
ちなみに、「過去問題集」はあまりにも早い時期、たとえば試験直後(11月の試験を受ける場合には、6月の試験直後など)に買ってしまうと、最新問題(11月の試験問題)が入っていません。なので、過去問は最新問題が入っているのを確認してから(自分が受ける回の1~2カ月前に)買うようにしましょう。

次の記事:日商簿記2級、3級、教材の選び方(2) 「スッキリわかる簿記」その①へ

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