簿記をやるのに、電卓は必須。計算できればなんでもいいけど、これからあなたの簿記人生の相棒になるわけだし、最初にしっかり選んでおくことをお勧めします。

まず、選んではダメなのは「カード電卓」。定期券くらいの手のひらサイズのものですね。

これ、小さいし、キーを押した感覚もないし、使いづらいので、いくら「とりあえず3級だけ(受けてみよう)」という人でも、選ばないでください。おうちにあって、どうしてもお小遣いが足らず、新しい電卓を買えないという人は仕方ないですけど・・・。

あと、大きすぎるものとか、IKEAとかで売っていそうなデザイン性の高い電卓も使いづらいので×。

じゃあ、何がいいかというと…。具体的に言っちゃいますね。

オーソドックスなところで、カシオかシャープ…ですかね。

サイズ的には大人が手を広げたときの、手首から中指の先くらいまでのサイズのもの。

ついているとよい機能としては、

「00」がある

「1,000,000」とか入力するので、「0」だけだと押す回数が増えてめんどくさい

メモリー機能…「M+」「M-」「MR(またはRM)」

「MC(またはCM)」といった記号があったら、メモリ機能あり

1桁削除

ワードの1文字削除みたいなもの。「→」とか「▶」 とかいうマーク

という感じですが、だいたいの電卓にはすべてついてます。

カシオとシャープで違うのは、キーの配置。これは好みの問題だと思うので、実際に触ってみてお好きなほうで。

それから、「タッチした感触」が、カシオのほうがソフトな感じ。

あとは、「連続計算機能」が違います。

「連続計算機能」というのは、たとえば「100×2=200」「100×3=300」「100×4=400」のように、同じ数(100)に異なる数(2とか3とか4とか)を掛けるとき、普通だったら1個ずつ計算しますよね。

だけど、いちいち「100」を電卓に入れなおすのがめんどくさいから、「100」は固定して「×2=」「×3=」「×4=」だけ押せば答えが出てきますよ、という機能。

これが、シャープの場合は「100」「×」と押して、「2=」、「3=」、「4=」と押せば答えを出してくれるのに対して、

カシオの場合は「100」「×」「×」と押して、「2=」、「3=」、「4=」と押します。

・・・違い、分かります?。

カシオのほうが「×」を1回多く押さなきゃいけないのです。

とはいえ、たかだか1回多く押すかどうかなので、さほど気にすることでもないのですけどね。
(「連続計算機能」を使うのは2級工業簿記あたりからなので、3級だとあんまり使わないです。)

それから、「税込機能」はあったほうがよいのか?

・・・デフォルトでついていることが多いですが、積極的にはいらない機能です。消費税の計算は2級でたまに出てきますが、「×1.08」(2014年4月以降)すればいいだけです。

もひとつ、「検算機能」について。これはいらない機能です。検算機能というのは、簡単にいうと、最初の計算と2回目(検算時)の計算が違っていたらピーと鳴って教えてくれる機能です。音がなるので試験では使えません。商工会議所のHPで持込可の電卓の規格には、「検算機能」はあってもいいけど、音がなるのは不可となっています。

わたしの持っているカシオは、検算機能がついていますが、音を消すこともできる(♪マークを数秒押すと消えるみたい)ので、たぶん、この電卓は持ち込んでも大丈夫なのかなあ、と。。。

・・・と思い、東京商工会議所に確認したら、音が消せれば持ち込み可との回答でした。

ちなみに私は18歳のときからカシオを使い続けていて、いま3代目。少々ボロくなってきた(子供がゴムをめくってしまうので、使うとガタガタする)ので、4代目が引き出しに待機中。

dentaku

最後に「どっち使っていいか迷う」という人。

TACさんの自習室をのぞくと、シャープを使っている人が多かったです。

なので、「みんなと同じがいい」ならシャープ。

「ななみちゃんと同じでいいや」だったらカシオをどうぞ。

シャープもカシオも、上記条件を満たすもので、価格帯は何種類かあるので、ご予算に合わせて探してみてください。

【弟子からのお知らせ】

シャープ電卓はTAC出版サイバーブックストアでも購入できます。

簿記や会計用に開発された電卓らしいです。

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