ど~も、弟子です。

日商簿記3級はある程度、出題範囲が固定されているので、出題予想というか試験直前あるいは前日にでも良いので、最後に確認しておいた方が良い、むしろ出題傾向的に絶対に確認してほしい論点をまとめておきます。(以前書いたものを142回試験用に加筆修正しました。)

第1問・仕訳問題

最近の傾向として、基本的な仕訳問題の他に複数の論点を組み合わせたり、問題文を読み解く必要がある問題が出題されることがあります。

基本問題対策は、基本問題集や予想問題集などを幅広く解いて、苦手な論点を一つずつ潰していきましょう。

読み解く系の問題は、どのように出題されるのか一度見ておくとよいです。
過去問でいうと140回第1問・問2・4を確認しておきましょう。

第2・4問・勘定記入、帳簿、伝票など

第2問・第4問は、勘定記入、帳簿、伝票が主に出題されます。
勘定記入については、仕訳をどのように勘定へ書き写すのかテキストに戻って復習しておきましょう。どの取引が出題されても基本的な手順は同じです。

帳簿は、帳簿の内容を読み取ったうえで仕訳を答える問題や帳簿を推定する問題が出題されます。そのため、各帳簿になにがどのように書かれているのか読み取れるようにしましょう。

伝票は、十中八九「3伝票制」が問われるので、「3伝票制」対策をしておきましょう。

あと最近、空欄補充問題として会計用語が問われることがあります。語群が与えられることもありますが、前回の141回試験では語群が無いパターンが出題されましたので、計算問題を解いていてよく出てくる用語を中心に「漢字」で書けるようにしておきましょう。

第3問・試算表の作成

日商簿記3級の第3問は、ほぼ試算表の作成問題が出題されます。

むか~しは、財務諸表作成問題も出題されていたけど、ここ10回くらいは試算表の作成だけ・・・(どうやら125回が最後)

なので、第3問で最優先で確認すべきことは試算表の作成問題です。

注意すべき点は以下のとおりです。

  1. 試算表の種類を確認:残高・合計・合計残高とか・・
  2. 資料の与えられ方を確認:日付別・項目別とか・・・
  3. 二重仕訳がないか確認

具体的な解き方は、ななみさんが解き方を紹介している試算表を解いてみる…①【日商簿記3級】を参照してください。

第5問・精算表の作成

日商簿記3級の第5問は、ほぼ精算表の作成問題が出題されます。

ただし、最近はチラホラ財務諸表の作成が出題されています。

とはいえ、まずは精算表の作成問題を最優先で確認してください。

精算表の作成問題は、普通に決算整理を行っていくものの他に推定が必要なパターンがありますが、こちらも、過去10回遡っても出題されていないので、まずは普通のパターンを確認しましょう。

個別の処理では、

  1. 貸倒引当金の設定
  2. 有価証券の評価替え
  3. 売上原価の計算
  4. 固定資産の減価償却

は毎回のように出題される論点なので必ず確認してください。

ただし、有価証券の評価替えは来年度以降削除される論点なので他に比べ重要性は低いです。

財務諸表の作成問題ですが、財務諸表の作成手順は決算整理前の金額に決算整理を反映するという流れなので、金額を求めるまでの手順は精算表と同じです。しかし、貸借対照表と損益計算書という2つの表への記載方法は覚えておく必要があるので、ここをテキストでしっかり確認しておきましょう。

あと、余裕のある人は前回141回の第5問を確認してください。少々、変則的な資料の与えられ方をしているので、資料の読み取り方を一度確認しておいたほうがよいです。

日商簿記3級は、配点の高い第3問と第5問をどれだけ点数とるかで合否が分かれるので、苦手な方は過去問などを確認して解けるようにしてください。

にほんブログ村 資格ブログ 簿記検定へ