今週末は日商試験ですね。

受験される方、準備はできていますか?
いろいろ気になる箇所はあるかと思いますが、ここまで来たら、直前予想問題の復習に徹しましょう。
日曜日までまだ時間があるから、何回転かできるでしょう・・・。

あとは毎度毎度、試験前に言っていますが、持ち物と試験会場の確認ですね。
電卓、筆記用具(鉛筆、消しゴム)、受験票、時計…。

電卓と時計は電池、大丈夫ですか?

そして、試験当日は、ほんと、ケアレスミスに注意。
第1問の仕訳問題で、勘定科目をしっかり確認してね~とか、いろいろありますが、3級受ける人、絶対、確認してほしいのは、第3問で試算表が出たら「残高」か、「合計」か、この確認、しっかりやってくださいね。
ちゃんと問題用紙の「残高試算表」の「残高」とかに鉛筆で、大きく〇で囲んでね。

…っていうのも、先日、TACに打ち合わせに行ったんですよ。
で、営業の元気はつらつな女性と話をしていたとき、
「私、こないだ3級を受験したんですけど、第3問の“合計試算表”を“残高試算表”だと思っていて、残高で解答しちゃったんです~。
運よく72点で合格したからよかったんですけど、気づいたときは血の気が引きましたよ」と。

「どこで気づいたん?」と聞いたら、
「帰りの電車で。一緒に受けた友達とラインで答え合わせしていたら、第1問、2問はいい感じだったのに、第3問になったら答えが合わないぞ、って。
で、よく見てみたら“合計”試算表だったんですよね。もう、心臓バクバクでしたよ」と。

「72点ってことは、第3問以外はほぼ満点で、しかも、“残高試算表”と信じていたわけだから、試験が終わった瞬間、“受かったな”って思ったわけでしょ。自信満々で。
…で、帰りの電車でどーんと落ち込んだ、、、と。」

「で、たまたま、“合計”でも“残高”でも金額が同じところがあって(おそらく「有価証券売却益」とかそういうところ)、そこだけは正解したから、合格できたんです。
そこ、予想配点3点だったから…」と。

ってことは、それが間違えていたら69点で不合格だったんだね…。

きっと、ほかで満点とれるくらいなので、勉強、頑張ったんでしょうね。
だから、そういう運もついてきたんだとは思いますが…。

ほら、みなさん、聞きました?
TACの社員さんですよ。
営業とはいえ、周りに簿記ホルダーがザクザクいる(と思われる)環境で、そういう人たちから、口すっぱく言われていたはずです。
「“合計試算表”と“残高試算表”。
表の形式は全く同じだから、絶対に何度も確認しろ」と。

それでも、最後、ミスしちゃうんですよ。

まあ、彼女がミスしたのは、
「直前に合計試算表を解きまくっちゃったから、そのまんまの頭で解いちゃった
という理由らしいですが、んなもん、試験では理由になりませんからね。

いいですか?

特に3級を受ける人。
第3問、“合計”か“残高”かを見間違えただけで約30点がぶっ飛びますからね。
まあ、もったいない。

そこを見間違えた結果の不合格って、ほんと、精神的ダメージ大きいから。
注意してくださいね。

ほかの級を受ける人も、問題文、ちゃんと読んでくださいね。