弟子です~
今日も秋晴れでしたねヾ(*´▽`*)ノ
試験が終わったら、羽を伸ばしにでかけるのもありですね

ここまでくると、今持っている知識を整理することが一番点数につながります。
ついやってしまうミスや思い違いなど、1回、2回と経験してると思うけど、そういうのには、色々なパターンにあたってると、強くなるわけで、ということで、今回は、有価証券についてうっかりミスをしがちなところをご提供。

【有価証券】

資料の与えられかたって、色々ありますよね。
たとえば、こんな感じでは・・・

3月末を決算とする1年:当期×7年4月1日~×8年3月31日

×8年3月末の[前T/B]に計上されている満期保有目的債券は98,500円

満期保有目的債券に関する条件は次のとおりとします。
取得日×5年10月1日(満期日×8年9月末)
額面総額100,000円
利率1.8%
利払日年2回(9月末日と3月末日:現金受取で処理すること)
取得原価と額面金額との差額は金利の調整と認められ、償却原価法(定額法)を適用する。

このときの×7年度末の満期保有目的債券の金額は?




できました?

答えは、
99,500円
ですね。

これ、注意しないといけないのは、満期保有目的債券の取得日です。

満期保有目的債券の取得日は、×5年10月1日なので、前期末(×7年3月31日)までに既に18カ月分の調整が終わっています。

つまり、前T/Bの満期保有目的債券98,500円は、18カ月分の調整を終えたあとの金額であって、取得原価ではないんです。

なので、当期の償却額を計算する際の分母は、取得日から満期日までの36カ月ではなく、残存期間(×7年4月1日~×8年9月末)18カ月間とする必要があります。

というわけで、当期の償却額は、
(100,000円-98,500円)×12カ月/18カ月=1,000円

でもって、×7年度末の満期保有目的債券の金額は、98,500円+1,000円=99,500円となります。

あと、満期保有目的債券は貸借対照表の表示にも注意してください。

満期保有目的債券は満期日が、当期末の翌日から1年を超える場合は、投資その他の資産の投資有価証券として計上しますが、1年以内の場合は、流動資産の有価証券として計上します。

ここで、この1年以内の表示の流動・固定分類ってなんていいました?

今後は、理論についても、穴埋め形式で出題される可能性ありますから、用語も押さえてほしいです!




正解は、一年基準です。

では、もう1つの分類は?




正常営業循環基準ですね。

試験前は、焦ってあれこれと、手を広げたくなると思いますが、そういう時ほど、手堅く、今までやってきたことをやるのが一番
総復習のこのタイミングでぜひ