第151回日商簿記検定、受験された方、お疲れ様でした。

今回は、2級が・・・第3問が難しかったですね。
ちょっともめている感じなので、今回はとりあえず3級の全体感だけさきに出しますね。

【第151回日商簿記3級】

3級については、問題量は若干多めでしたが、問題自体は平易な内容だったので、
努力した人は報われる試験だったと感じました。
合格率は40%前後になるの思います。

第一問の仕訳問題は珍しい形式での出題形式でしたが、落ち着いて考えれば対応できる問題でした。是非得点してほしいところです。

第二問は勘定記入に関する問題でした。
推定問題となっていますので、まず全体像をつかみつつ、
簡単に推定できる個所から語句や金額を埋めていきましょう。
日付に注目しながら、勘定の流れを読み取って解答していくのですが、
まあ、合計金額から差し引きで金額を求めたり、ちょっと時間がかる問題ですね。

個人的には、こういうパズル的な問題、(出題として)どうなのかねえ?と
思ったりするのですが。

第三問は合計試算表の作成問題でした。
典型的な形式の出題で基本的な内容でしたが、比較的取引量が多いのが特徴で、ケアレスミスがないよう正確に解答できたかどうかが合格点へのカギとなりました。

両替の取引といった珍しいケースの取引がありましたが、両替した金額の表示がないので、手数料分だけ仕訳すればいいですね。

第四問は商品有高帳の記入問題でした。
移動平均法と先入先出法を問われましたが、テキストレベルの内容をちゃんと押させていれば得点できる内容でした。
・・・でも、時間はちょっとかかる問題ですね。

第五問は財務諸表作成問題でした。
固定資産の売却時の仕訳の修正といった珍しい問題も出題されましたが、全体的にはオーソドックスな問題でしたので高得点が期待できる問題でした。

全体として、時間はちょっとかかるけど、標準的な問題なので、合格しやすい問題だと思います。

次の6月試験から、3級の試験範囲が変わってくるので、これまでに3級を学習したことがあって、次回以降受験する人は、試験範囲の変更をちょっと気にしておいてください。